![]() 縮合架橋性シリコーンフォーム
专利摘要:
本発明は、少なくとも1つのSi−H基を有する化合物の第1の反応ではアルカリ性触媒の存在下で水素が放出され、そして第2の反応では金属触媒の存在下で反応混合物が架橋されるシリコーンフォームを製造するための方法、反応混合物および2成分系に関する。 公开号:JP2011513524A 申请号:JP2010548011 申请日:2009-02-24 公开日:2011-04-28 发明作者:モルヘン、ステファン;リンク、アルフレート 申请人:ゾンダホフ ケミカルズ ゲーエムベーハー; IPC主号:C08J9-02
专利说明:
[0001] 本発明は、少なくとも1つのSi−H基を有する化合物の第1の反応では塩基性触媒の存在下で水素が放出され、そして第2の反応では金属触媒の存在下で反応混合物が架橋されるシリコーンフォームを製造するための方法、反応混合物および2成分系を提供する。] 背景技術 [0002] シーラントおよび接着剤としてのシリコーンフォームの使用は当該技術分野で既知である。シリコーンフォームは、多くの供給元によって様々な用途のために提供される。商業的に入手可能なフォームにおいて、架橋は通常、付加反応によって達成される。そのような製品は、例えば、Sonderhoff,Wacker(Elastosil(商標)シリコーンゴム)またはDow Chemicalから供給される。相当するフォームについては、例えば、欧州特許第0691365B1号明細書および国際公開第00/46282号パンフレットに記載されている。] [0003] これらのフォームには、原料が比較的高価であるという欠点がある。さらに、付加架橋性フォームには、使用される触媒による問題がある。特に硫黄(ゴム)、アミン、重金属などの存在下で実施される用途では触媒中毒の問題が起こる。この場合、シリコーンフォームの一部または全部が完了まで反応せず、したがって、この方法はそのような用途では実行不可能である。] [0004] 既知の付加架橋性フォームのさらなる欠点は、一般に、硬化するために、例えば、乾燥オーブン中でそれらを加熱しなければならないということである。これは、第一に高いエネルギー消費を必要とし、第二に熱に影響を受けるか、または近づけるのが難しく、嵩高い物品は、しばしば乾燥オーブン中で処理することができない。] [0005] したがって、架橋を縮合反応によって達成するシリコーンフォームを提供する試みが行われてきた。そのようなフォームは、例えば、コンパクトテクノロジー(Compact Technologies)によって製造される。しかしながら、それらには、反応間に酢酸が放出されるという欠点がある。したがって、これらのフォームは、腐食に影響を受ける物品、例えば、電子部品または電気部品、金属基板、鏡または反射器の発泡成形用にはあまり適していない。] [0006] 米国特許第2,833,732号明細書には、シロキサン樹脂をベースとするフォームの製造方法が開示されている。このフォームは、反応混合物を加熱することによって得られる。] [0007] 欧州特許出願公開第0915128A1号明細書は、重縮合反応によって得られるシリコーンフォーム材に関する。添加された物理的発泡剤は、発泡成形用に実質的に有用である。] [0008] 特開昭63−43934号公報には、グアニジニウムシランまたはグアニジニウムシロキサン、Si−H基を有する化合物および末端水酸基を有するジオルガノポリシロキサンを含むシリコーンフォームが開示されている。この反応において、Si−H基はジオルガノポリシロキサンの水酸基と縮合し、水素を放出して、これによって混合物が発泡される。したがって、この反応は、カップリング架橋および気体形成反応を導く。この2つの反応は、独立して進行しない。グアニジニウム化合物の形態で、単一の触媒のみが使用され、これは工業的に通常ではない専門的な試薬であり、そのため、可能な選択がほとんどなく、そして同時に両方の反応を促進する。したがって、2つの反応(気体形成および架橋)は、互いに別々に制御不可能であるが、相当する反応系で、所定の用途の必要条件に反応プロフィールを調節するために不可欠である。したがって、これらの方法の制御手段と最終製品は、非常に限定的である。] 発明が解決しようとする課題 [0009] 本発明の目的は、上記の欠点を克服する反応混合物、シリコーンフォームおよびその使用方法を提供することである。この方法は、特に、単純な様式で、そして効率的に使用可能であり、多数の用途が可能でなければならない。このシリコーンフォームは、種々の材料、特に金属に良好な粘着力があるべきである。] 課題を解決するための手段 [0010] 本発明の根底にある課題は、意外なことに、請求項1〜24による方法、反応混合物、2成分系、シリコーンフォームおよび使用によって解決される。] [0011] 本発明は、少なくとも1つのSi−H基を有する化合物の第1の反応では塩基性触媒の存在下で分子水素が放出され、そして第2の反応では反応混合物が架橋される反応混合物を使用することによるシリコーンフォームを製造するための方法および反応混合物を提供する。この第2の反応は、金属、金属化合物または有機金属化合物(「金属触媒」)である第2の触媒によって触媒される。] [0012] 第2の反応は、好ましくは、少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサンa)と、少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物b)との間で達成される。] [0013] 本発明の反応混合物は、好ましくは、 a)少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサンと、 b)少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物と、 c)金属、金属化合物および有機金属化合物からなる群から選択される金属触媒と、 d)少なくとも1つのSi−H基を有する化合物と を含む。] [0014] 反応混合物は、化合物b)と別の触媒e)であるか、または同一である塩基性触媒を追加的に含む。この場合、化合物b)は、相当する触媒活性官能基を有する。] [0015] 本発明による方法で、水素が放出され、これによって反応混合物の発泡成形がもたらされる。したがって、ペンタンなどのさらなる発泡気体の追加は必要でない。好ましくは、さらなる発泡気体は添加されない。] [0016] 本発明の反応混合物によって、本質的に互いに独立して進行する2つの反応の実行が可能となる。第1の反応は、気体放出反応であって、この反応で水素が形成し、混合物が発泡される。第2の反応は架橋反応であって、この反応により反応混合物の凝固が導かれる。特定の出発物質および触媒を本質的に互いに独立して選択することができ、そして、このように、2つの反応のそれぞれの反応速度および反応プロフィールは、必要条件によって確立され得るため、これらの反応は、「互いに独立している」。これは、第1の反応で生じるSi−OH化合物が、その後、架橋され得るという事実に影響を受けない。その代わりに、重要であることは、当業者が2つの反応を本質的に独立して制御可能であるということである。この点で、この系は、水素が架橋反応の単一反応で生じる特開昭63−43934号公報の系とは異なる。] [0017] 本発明による方法および反応混合物には、第1の反応で水素が放出され、第2の反応で反応混合物が架橋されるという独特の特徴がある。好ましい実施形態において、第2の反応は、第1の反応後、遅れて開始する。この「遅れる」というのは、最初に発泡し、次いで架橋が進行するように反応混合物が調節されることを意味する。本発明の文脈中、「遅れる」というのは、第1の反応が完了する時のみ第2の反応が開始するということを必ずしも意味するわけではない。その代わり、2つの反応は互いに併合する。これは、例えば、第1の反応がすでに50%完了している時に、第2の反応が10%、20%または40%未満のみ完了していることを意味することができる。] [0018] 第1の反応である気体放出反応で、Si−H基を含有する化合物d)は水素を放出する。したがって、生じる主反応は、反応混合物のさらなる成分と、Si−H基を含有する化合物の架橋ではない。これには、同時に架橋することによってすでに悪化することなく、反応混合物が最初に発泡するという利点がある。] [0019] この第1の反応は、塩基によって触媒される。したがって、反応混合物は、少なくとも1種の塩基性成分を含む。この塩基性触媒は、第1の反応を可能にするか、または促進するように選択される。一実施形態において、塩基性成分は、別の塩基性触媒e)である。本発明のもう1つの実施形態において、成分b)は、塩基性触媒として役立つ。化合物b)は、好ましくは、第1級アミノ基、第2級アミノ基または第3級アミノ基であってよい1種以上のアミノ基を含有する。] [0020] 反応混合物に水素供与体f)を添加することによって、第1の反応を促進することができる。本発明に従って、水素供与体は、反応条件で化合物d)による分子水素の形成を促進するか、可能にする化合物を指す。適切な水素供与体は、例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリコール、グリセロールなどの一価または多価アルコール、あるいはアミン、特に第1級または第2級アミンである。水素供与体は、好ましくは、10重量%未満、5重量%未満または2%未満、より好ましくは0.2重量%〜5重量%の量で添加される。しかしながら、水素供与体の添加はしなくてもよい。例えば、反応混合物で存在する成分の1つがこの機能を有してもよく(例えばアミン)、またはその環境の少量の水分で、発泡成形を可能にする量の水素を放出するためにすでに十分である。] [0021] 第2の反応は、架橋反応、好ましくは縮合反応である。したがって、この方法は、シリコーンフォームの架橋が付加反応によって本質的に達成される既知の方法とは異なる。本発明に従って、付加架橋可能な不飽和炭素化合物を反応混合物が含む必要はない。好ましい実施形態において、反応混合物はいかなる不飽和炭素化合物も含まない。しかしながら、特定の実施形態において、本発明は、縮合反応に加えて、付加反応も生じるような方法で実行可能である。] [0022] この縮合反応において、ポリシロキサンa)は、化合物b)と反応する。これによって化合物a)およびb)は共有結合し、化学縮合および架橋が生じる。気体反応で形成する反応生成物は、同様に架橋反応に関与し得る。しかしながら、その際、それらは、好ましくは、主要な架橋反応の反応物より著しく速く減少しない。] [0023] 縮合反応は、金属、金属化合物または有機金属化合物である金属触媒c)によって触媒される。適切な触媒は、例えば、チタン、スズ、亜鉛、より好ましくはジブチルスズジラウレート(DBTDL)である。触媒c)の量および種類は、架橋反応が所望の時間後に本質的に完了するように調節される。] [0024] 本発明の特定の実施形態において、個々の成分a)〜e)は、以下の通りに構成される:] [0025] 少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサンa)は、シラノールとも呼ばれる。本発明の好ましい実施形態において、ポリシロキサンa)は、ジヒドロキシ官能性ポリジアルキル−または−アリールシロキサン、例えば、ジヒドロキシ官能性ポリジメチルシロキサンまたはジヒドロキシ官能性ポリジエチルシロキサンである。化合物a)は、架橋反応で塩基性ポリマーとして本発明の反応混合物において役立つ。] [0026] 化合物b)は、縮合反応で架橋剤として反応する。それらは少なくとも2つのSi−O−C構造単位を有し、化合物b)は、例えば、ビスアルコキシシランである。本発明の文脈中、「シラン」という用語は、ケイ素および水素のみからなる化合物のみを指すわけではない。本発明の文脈中、「シラン」は、一般に、ケイ素原子が、記載される有機基および少なくとも2つの構造単位に結合する化合物を表す。] [0027] 好ましい実施形態において、少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物b)は、式RR’Si(−O−R1)(−O−R2)、RSi(−O−R1)(−O−R2)(−O−R3)またはSi(−O−R1)(−O−R2)(−O−R3)(−O−R4)(式中、R1、R2、R3、R4、RおよびR’は、それぞれ有機基である)で表される。本発明の好ましい実施形態において、有機基R1、R2、R3、R4、RおよびR’は、アルキル、置換アルキル、アリール、アルカリールおよびアルアリール基からなる群から選択される。] [0028] ケイ素原子がメトキシ基またはエトキシ基などのアルコキシ基に結合している場合、特に好ましい。] [0029] 化合物b)は、好ましくは、ビニルトリメトキシシラン(VTMO)または3−アミノプロピルトリエトキシシラン(AMEO)であり、これらを組み合わせて使用することもできる。説明されるように、化合物b)は、塩基性の触媒の機能を同時に果たす二機能性の化合物であってもよい。この場合、化合物b)には、塩基性の基、例えばアミノ基がある。AMEOのような化合物は、アミノシランとも呼ばれる。] [0030] 一般に、架橋が生じるように、化合物a)およびb)を選択しなければならない。] [0031] 本発明の好ましい実施形態において、化合物d)は、短鎖長および高Si−H含有量のSi−H官能性ポリシロキサンである。] [0032] 触媒e)は、好ましくは、アミン化合物、金属水酸化物および他のルイス塩基からなる群から選択される。本発明の好ましい実施形態において、化合物b)は、1種以上のアミノ基によって置換されており、塩基性触媒として役立つ。アミノアルキルトリアルコキシシラン、例えばアミノプロピルトリエトキシシランなどのアミノアルキルトリエトキシシランが特に好ましい。] [0033] 本発明の好ましい実施形態において、反応混合物は、 f)水素供与体、 g)可塑剤、 h)泡安定剤、 i)充填剤、および j)乾燥剤、染料、顔料または他の機能的添加剤などの他の添加剤 からなる群から選択される添加剤を含む。] [0034] 特に好ましい実施形態において、反応混合物は水を含む。10%まで、または5%まで、特に0.2〜3%の割合が好ましい。水は、水素が放出される第1の反応を促進する。] [0035] 適切な可塑剤は、シリコーンに関して既知であるように、例えば、モノヒドロキシ官能性または非官能性シリコーン油またはパラフィン油などの他の油である。] [0036] 使用される泡安定剤は、他のフォーム製品で通常である界面活性剤またはコポリマーなどの既知の薬剤であってよい。] [0037] 使用される充填剤は、微粉シリカ、アルミノシリケート、マグネシアシリケート、カーボネート、例えば、チョークまたはカオリンなどの既知の薬剤であってよい。同様にナノフィラーを使用することができる。] [0038] このフォームは、当該技術分野で既知のいかなる所望のさらなる添加剤、例えば、染料、顔料、熱安定剤、酸化防止剤または防火添加剤を含有してもよい。] [0039] 本発明の好ましい実施形態において、本発明の反応混合物は、重量%で以下の割合の成分: 20〜95%のポリシロキサンa)、 0.5〜20%の化合物b)、 0.05〜2%の金属触媒c)、 0.1〜5%の化合物d)、 0.05〜10%の塩基性触媒e)、 0〜20%の水素供与体f)、 0〜80%の充填剤i)、および 0〜50%の他の添加剤j) を有する。] [0040] 本発明は、 a)少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサン、および d)少なくとも1つのSi−H基を有する化合物 を含む成分Aと、 b)少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物、および c)金属、金属化合物および有機金属化合物からなる群から選択される金属触媒 を含む成分Bと を含むシリコーンフォームを製造するための2成分系をさらに提供する。] [0041] 成分Bは、好ましくは、同時に化合物b)および/または追加の触媒e)である塩基性触媒を含む。] [0042] 水素供与体f)は、成分AまたはB中に使用可能である。アミンが使用される時は、それらは好ましくは成分Bに存在する。] [0043] 好ましい実施形態において、ポリシロキサンa)および化合物d)および場合によりf)を含む成分Aと、化合物b)および金属触媒c)を含む成分Bとを混合することによって反応は開始される。] [0044] 好ましい実施形態において、成分AとBとの比率は、重量%で99:1〜1:99であり、より好ましくは98:2〜75:25である。] [0045] 本発明の反応混合物または2成分系は、手で、または当該技術分野で既知の放出および計量装置で加工可能である。この装置は、管状バッグ、カートリッジおよび手動用の相当するデバイス、または工業用途の機械計量および混合装置を含んでよい。] [0046] また本発明は、物品の結合法またはフォーム充填法、あるいはそのような物品、特にハウジングまたは電子部品のシーリンググローブにフォームを適用する方法であって、本発明の方法によってシリコーンフォームが物品の表面上で製造される方法も提供する。] [0047] また本発明は、本発明の方法によって入手可能なシリコーンフォーム、本発明のシリコーンフォームに結合した物品、または本発明のシリコーンフォームからなる成形品も提供する。] [0048] 一般に、本発明は、本発明の反応混合物または2成分系が使用される方法を提供する。] [0049] 原則として、本発明のシリコーンフォームは、当該技術分野で既知のシリコーンフォームも使用される全ての用途に適している。例えば、空孔のフォーム充填用に、シーリング用に、部品の結合および接着用に使用することができる。しかしながら、フォームからシールなどの成形品を製造することも可能である。] [0050] また本発明は、電子部品、照明器具もしくはランプの製造において、および/または金属へのフォームの適用のための本発明による方法の使用を提供する。電子工学の用途で、腐食性の分解産物が生じないため、非鉄金属製導体トラックが腐食しないということは特に都合がよい。照明産業で、腐食性の分解産物による変色が生じずに、蒸着金属を有する反射器をフォームで処理することができる。一般に、金属は腐食によって悪化しない。] [0051] 成分の選択によって単純な様式で本発明のフォームの特性を調整することができる。それらは、OH官能性ポリジアルキルシロキサンの鎖長、充填剤の種類および濃度、ならびに発泡剤を放出する成分の量によって変化する。加えて、個々の成分、または成分AおよびBのほぼ全ての比率は、フォーム特性に影響を与え得、そして架橋反応から独立して、気体形成反応を実質的に制御することができる。例えば、10 Shore 00〜60 Shore Aの硬度を有し、そして、多かれ少なかれ、高度に多孔性であるフォームを製造することが可能である。] [0052] 本発明による方法、反応混合物およびフォームは、当該技術分野で既知のものとは著しく異なる。例えば、既知の方法では、架橋が著しく生じることなく水素が最初に放出され、縮合重合が遅れて開始する2段階反応を利用するものはない。既知の方法では、重付加によって凝固が進行し、凝固の間、水素が放出される反応混合物か、まったく異なる系を利用する。] [0053] 米国特許第2,833,732号明細書に記載される方法と対照的に、本発明の反応混合物では加熱は必要とされない。好ましい実施形態において、室温または30℃未満もしくは40℃未満で反応を実行する。] [0054] 特開昭45−12675号公報では、末端水酸基を有するジオルガノポリシロキサンによるオルガノヒドロジエンシロキサンの架橋の間に水素が生じる。したがって、架橋と水素生成は、時間内に相殺される異なる反応で進行しない。加えて、グアニジニウムシランまたはグアニジニウムシロキサン化合物が必然的に使用される。本発明の好ましい実施形態において、グアニジニウムシランまたはグアニジニウムシロキサン化合物は使用されない。] [0055] 本発明のシリコーンフォームは、既知の系に勝る多くの利点を有する。例えば、それらは安価に、かつ単純な方法で生産可能である。] [0056] 架橋は熱処理を行わずに進行し、そして得られるフォームの安定性は高い。] [0057] 本発明の反応混合物、ならびに成分AおよびBは、感応性の触媒を含んでないため、加工間、付加架橋系より化学的に著しく感応性でない。例えば、付加架橋系の重金属触媒(通常Pt触媒)の場合、アミン物質、硫黄または特定の金属化合物による触媒被毒のリスクがある。] [0058] 本発明のフォームは、金属を含む種々の基板に対して優れた粘着力を達成することもできる。] [0059] 実施例1 成分A(95.2%): 86.5%:末端シラノール基を有するポリジメチルシロキサン、例えば、Silopren C(500〜100,000mPa*s) 12%:微粉シリカ(Degussa R812) 1.5%:Si−H−官能性ポリシロキサン(例えば、BaysiloneMH15油) 成分B(4.8%): 40%:ビニルトリメトキシシラン(例えば、Dynasylan Si 108,Degussa) 55%:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(GF91,Wacker) 5%:ジブチルスズジラウレート(DBTDL)] [0060] 実施例2: 成分A(90.9%): 75%:OHポリマー(500〜100,000mPa*s) 22.5%:微粉シリカ(HDK 2000,Wacker) 1%:フォーム安定剤(テクニカルグレードのグリセロール) 1.5%:Si−H−官能性ポリシロキサン(例えば、BaysiloneMH15油) 成分B(9.1%): 20%:ビニルトリメトキシシラン(VTMO) 30%:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(GF91,Wacker) 5%:ジブチルスズジラウレート(DBTDL) 45%:可塑剤(パラフィン油/Baysilone S油)] [0061] 実施例3 成分A(95.2%): 86.5%:OHポリマー(500〜100,000mPa*s) 12%:微粉シリカ(Degussa R812) 1.5%:Si−H−官能性ポリシロキサン(例えば、BaysiloneMH15油) 成分B(4.8%): 72%:オキシムシラン 3%:水 5%:ジブチルスズジラウレート(DBTDL) 20%:重炭酸アンモニウム] [0062] 実施例4: 成分A(95.2%): 86.5%:OHポリマー(500〜100,000mPa*s) 12%:微粉シリカ(R812,Degussa) 1.5%:Si−H−官能性ポリシロキサン(例えば、BaysiloneMH15油) 成分B(4.8%): 40%:ビニルトリメトキシシラン(Si108,Degussa) 55%:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)AMEO,Degussa) 5%:ジブチルスズラウレート(DBTDL)] 実施例 [0063] 実施例5 成分A(95.2%): 86.5%:OHポリマー(500〜100,000mPa*s) 12%:微粉シリカ(Degussa R812) 1.5%:Si−H−官能性ポリシロキサン(例えば、BaysiloneMH15油) 成分B(4.8%): 40%:フェニルトリメトキシシラン(Dynasylan 9165) 5%:ジブチルスズジラウレート(DBTDL) 55%:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)AMEO,Degussa)]
权利要求:
請求項1 少なくとも1つのSi−H基を有する化合物の第1の反応では塩基性触媒の存在下で水素が放出され、そして第2の反応では金属触媒の存在下で反応混合物が架橋される反応混合物を使用することによるシリコーンフォームの製造方法。 請求項2 第2の反応が縮合反応であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 請求項3 第1の反応および第2の反応が本質的に互いに独立して進行することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 請求項4 第2の反応が、第1の反応後、遅れて開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 請求項5 第2の反応が、少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサンa)と、少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物b)との間で達成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 請求項6 a)少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサンと、b)少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物と、c)金属、金属化合物および有機金属化合物からなる群から選択される金属触媒と、d)少なくとも1つのSi−H基を有する化合物と、e)化合物b)と同一であるか、または別の触媒である塩基性触媒を含むシリコーンフォームを調製するための反応混合物。 請求項7 水素を放出し、これによって反応混合物の発泡成形がもたらされることを特徴とする請求項6に記載の反応混合物。 請求項8 ポリシロキサンa)がポリジアルキルシロキサンであることを特徴とする請求項6または7に記載の反応混合物。 請求項9 少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物b)が、式RR’Si(−O−R1)(−O−R2)、RSi(−O−R1)(−O−R2)(−O−R3)またはSi(−O−R1)(−O−R2)(−O−R3)(−O−R4)(式中、R1、R2、R3、R4、RおよびR’は、それぞれ有機基である)で表されることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項10 化合物b)の有機基R1、R2、R3、R4、RおよびR’が、アルキル、置換アルキル、アリール、アルカリールおよびアルアリール基からなる群から選択されることを特徴とする請求項9に記載の反応混合物。 請求項11 金属触媒c)が有機スズ化合物であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項12 有機スズ化合物が、ジブチルスズジラウレート(DBTDL)、スズオクトエートまたはジメチルスズジカルボキシレートであることを特徴とする請求項11に記載の反応混合物。 請求項13 化合物d)が、Si−H−官能性ポリシロキサンであることを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項14 塩基性触媒e)が、アミノ化合物、金属水酸化物、金属塩および他のルイス塩基からなる群から選択される塩基であることを特徴とする請求項6〜13のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項15 f)水素供与体、g)可塑剤、h)泡安定剤、i)充填剤、j)乾燥剤、染料、顔料、発泡剤および他の機能的添加剤などの他の添加剤からなる群から選択される少なくとも1種の添加剤を含むことを特徴とする請求項6〜14のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項16 成分の割合が、重量%で20〜95%のポリシロキサンa)、0.5〜20%の化合物b)、0.05〜2%の金属触媒c)、0.1〜5%の化合物d)、0.05〜10%の触媒e)、0〜80%の充填剤、および0〜50%の他の添加剤であることを特徴とする請求項6〜15のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項17 2成分系の形態である請求項1〜16のいずれか一項に記載の反応混合物。 請求項18 a)少なくとも2つのSi−OH基を有するポリシロキサン、およびd)少なくとも1つのSi−H基を有する化合物を含む成分Aと、b)少なくとも2つのSi−O−C基を有する化合物、およびc)金属および有機金属化合物からなる群から選択される金属触媒を含む成分Bとを含むシリコーンフォームを製造するための2成分系。 請求項19 成分Bが、追加の化合物であるか、または化合物b)と同一である塩基性触媒e)を含むことを特徴とする請求項18に記載の2成分系。 請求項20 請求項6〜17のいずれか一項に記載の反応混合物または請求項18および19のいずれかに記載の2成分系を使用してシリコーンフォームを製造する方法。 請求項21 ポリシロキサンa)および化合物d)を含む成分Aと、化合物b)および金属触媒c)を含む成分Bとを混合することによって反応が開始されることを特徴とする請求項20に記載の方法。 請求項22 シリコーンフォームによる物品の結合法またはフォーム充填法、あるいはそのような物品にそのようなフォームを適用する方法であって、請求項1〜5、20または21のいずれか一項に記載の方法によって、シリコーンフォームが物品の表面上で製造される方法。 請求項23 請求項1〜5または20〜22のいずれか一項に記載の方法によって、あるいは請求項6〜19のいずれか一項に記載の反応混合物の反応によって入手可能なシリコーンフォームまたはシリコーンフォーム成形品。 請求項24 請求項22に記載の方法によって入手可能なシリコーンフォームに結合した物品。 請求項25 ハウジンググローブまたは電子部品である請求項24に記載のシリコーンフォームに結合した物品。 請求項26 電子部品、照明器具もしくはランプの製造において、および/または金属へのフォームの適用のための請求項1〜5または20〜22のいずれか一項に記載の方法、請求項6〜17のいずれか一項に記載の反応混合物、あるいは請求項18または19に記載の2成分混合物の使用。
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